機能のお悩み
機能のお悩み

「しっかり噛めない」「話しにくい」といった機能面のお悩みは、毎日の食事の楽しみを奪い、人とのコミュニケーションにストレスを感じさせるなど、生活の質(QOL)に直結する重要な問題です。また、噛む力が低下すると、胃腸への負担が増加したり、脳への刺激が減って認知機能に影響を与えたりと、全身の健康状態にも波及してしまいます。
当院では、ただ歯の穴を埋めるだけではなく、お口全体のバランス(噛み合わせ)を総合的に診断し、お口の機能を正しく回復させることを目指しています。ご自身の歯でいつまでも美味しく食事ができるよう、最適な治療計画をご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
「硬いものが噛めない」「噛むと痛みや違和感がある」という場合、その原因は多岐にわたります。進行したむし歯や歯周病によって歯がグラグラしている場合や、噛み合わせのバランスが崩れている場合、あるいは使用している入れ歯が合っていないことなどが考えられます。噛めない状態を放置すると、柔らかいものばかり食べるようになり、栄養が偏るだけでなく、お口周りの筋力が低下してますます噛めなくなるという悪循環に陥ります。当院では、まずはレントゲンや噛み合わせの検査によって「なぜ噛めないのか」を正確に診断します。むし歯や歯周病の治療、入れ歯の調整・新製、あるいは噛む力をしっかり回復できるインプラント治療など、患者様のご希望に合わせた治療をご提案し、咀嚼(そしゃく)機能の回復を図ります。
食事中に「歯と歯の間に食べ物がよく挟まる(食片圧入)」「被せ物が浮いているような気がする」といった違和感がある場合、詰め物・被せ物の劣化や適合不良、あるいは歯周病による歯ぐきの退縮が疑われます。特に、食べ物が常に同じ場所に挟まる状態を放置すると、そこからむし歯や歯周病が急速に進行し、口臭の原因にもなります。爪楊枝やフロスで無理に取り除こうとして、歯ぐきを傷つけてしまう方も少なくありません。当院では、合わなくなった詰め物や被せ物を精密に作り直すことで、歯と歯の間の適切なコンタクト(接触具合)を回復させます。また、歯周病が原因の場合は、歯ぐきの状態を改善する根本的な治療を行い、ストレスなく食事ができる環境を整えます。
「入れ歯が歯ぐきに当たって痛い」「会話や食事中に外れてしまう」「噛むとガタガタ動く」など、入れ歯に関するお悩みは非常に多く寄せられます。お口の中の粘膜や、入れ歯を支える顎の骨(歯槽骨)は、年齢とともに少しずつ痩せて形が変化していきます。そのため、作製当初はぴったり合っていた入れ歯でも、数年経つと隙間ができ、痛みや外れやすさの原因となります。痛みを我慢して使い続けると、顎の骨の吸収がさらに進んでしまうため注意が必要です。当院では、現在お使いの入れ歯の裏側に材料を足して粘膜にぴったり合わせる処置(リベース)や、噛み合わせの調整を行います。また、より薄くて快適な「金属床義歯」や、金属のバネがなく見た目が自然な「ノンクラスプデンチャー」など、自費診療の精密な入れ歯のご提案も可能です。
むし歯や歯周病などで歯を抜いた後、「奥歯で見えないから」「反対側で噛めるから」と、そのまま放置していませんか?
歯を失った空間をそのままにしておくと、隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合うはずの向かい側の歯が伸びてきたりして、お口全体の噛み合わせが大きく崩れてしまいます。一度噛み合わせが崩れると、いざ治療をしようとした時に、元の状態に戻すための大掛かりな治療(矯正治療や神経を取る治療など)が必要になってしまいます。歯を失った場合は、できるだけ早く「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」のいずれかの方法で、機能とスペースを回復させることが重要です。当院では、それぞれの治療法のメリット・デメリットを分かりやすくご説明し、患者様のライフスタイルに最適な方法を一緒に選択していきます。
「どこで噛んでいいか分からない」「一部の歯だけが強く当たっている気がする」といった噛み合わせ(咬合)の異常は、お口の中だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼします。噛み合わせのバランスが崩れると、一部の歯に過剰な負担がかかり、歯が割れたり寿命が短くなったりします。また、顎の関節や筋肉に無理な力がかかるため、顎関節症や慢性的な頭痛、肩こりなどの原因になることも少なくありません。当院では、咬合紙(噛み合わせを見る色紙)や視診・触診を用いて、噛み合わせのバランスを細かくチェックします。必要に応じて、強く当たりすぎている部分をミクロン単位で微調整(咬合調整)したり、被せ物のやり直し、あるいは矯正治療によって、全体のバランスを正しい状態へと再構築します。
食事中や会話中に「顎がだるくなる」「口を大きく開けられない」「顎の関節からカクカク・ジャリジャリと音が鳴る」といった症状がある場合、「顎関節症」の可能性があります。顎関節症の主な原因は、噛み合わせの乱れだけでなく、無意識に行っている「歯ぎしり」や「食いしばり(ブラキシズム)」、ストレス、頬杖をつく癖など、日々の生活習慣が大きく関わっています。放置すると、痛みが強くなって口が開かなくなり、食事が困難になることもあります。当院では、顎関節や筋肉の負担を軽減するため、就寝時に装着していただく専用のマウスピース(ナイトガード)を作製します。また、症状を引き起こしている生活習慣や癖のアドバイスを行い、顎関節症の改善をサポートします。
「サ行やタ行の発音が空気が漏れてうまく言えない」「入れ歯が邪魔で舌がスムーズに動かない」といったお悩みは、コミュニケーションに対する自信を失わせる原因になります。前歯に隙間がある(すきっ歯)場合や、前歯の噛み合わせが開いている場合、そこから空気が漏れて明瞭な発音が難しくなります。また、分厚いプラスチックの入れ歯を使用していると、お口の中の空間(容積)が狭くなり、舌が動かしにくくなって発音障害を引き起こします。当院では、前歯の隙間を白いプラスチック(ダイレクトボンディング)や被せ物で塞いだり、矯正治療で歯並びを整えることで発音の改善を図ります。入れ歯が原因の場合は、上あごを覆う部分が非常に薄い「金属床義歯」に変更することで、舌の動きがスムーズになり、劇的に話しやすくなるケースが多くあります。
以前は普通に食べられていたお煎餅やお肉、タコなどの「硬いもの・噛み切りにくいもの」が食べづらくなった場合、お口の機能全体が低下しているサインです。歯周病によって歯を支える骨が弱くなっている、過去に神経を取った歯が脆くなっている、あるいは合わない入れ歯によって噛む力が粘膜にうまく伝わっていないなど、原因は様々です。当院では、「しっかり噛んで美味しく食事ができること」を歯科治療の最終ゴールと考えています。歯周病治療によって歯の土台を強固にし、精密な被せ物で噛み合わせの面を回復させます。また、入れ歯ではどうしても硬いものが噛めないという方には、顎の骨に人工の根を埋め込み、ご自身の天然の歯とほぼ同じ噛む力を回復できる「インプラント治療」のご相談も承っております。
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