症状のお悩み
症状のお悩み

「歯が痛い」「歯ぐきから血が出る」といった症状は、お口の中からのSOSサインです。これらの症状を「我慢できるから」「忙しいから」と放置してしまうと、症状は水面下で進行し続け、最終的には大切な歯を失ってしまう危険性があります。
お口のトラブルは、食事の楽しさを奪うだけでなく、集中力の低下や睡眠不足を引き起こすなど、日常生活の質(QOL)を大きく低下させます。当院では、「できるだけ削らない・抜かない」MI治療(ミニマルインターベンション)を基本とし、患者様が本来の健康な笑顔を取り戻せるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。少しでも気になる症状があれば、お一人で悩まず、まずはお気軽に当院までご相談ください。
「何もしなくても歯がズキズキと痛む」「夜眠れないほどの激痛がある」という場合、むし歯が歯の神経(歯髄)にまで達して炎症を起こしている(歯髄炎)可能性が非常に高いです。この状態になると、冷たいものや温かいものが強烈にしみたり、噛むと痛みが走ったりします。放置すると神経が死んでしまい、一時的に痛みが消えることがありますが、治ったわけではありません。細菌が根の先から顎の骨へと広がり、根尖病巣(こんせんびょうそう)という膿の袋を作ってさらに深刻な事態を引き起こします。当院では、炎症を起こした神経を取り除き、根の中を綺麗に消毒して塞ぐ「根管治療(こんかんちりょう)」を丁寧に行うことで、できる限り歯を抜かずに残すための治療を行います。
冷たい飲み物やアイスクリーム、あるいはチョコレートなどの甘いものを口にしたとき、キーンと一瞬鋭い痛みが走る場合は「知覚過敏」や「初期むし歯」が疑われます。歯の表面を覆っている硬いエナメル質が、過度なブラッシング、歯ぎしり、食いしばり、あるいは酸性の強い飲食物によって摩耗したり溶けたりすると、その下にある神経に近い象牙質が露出します。象牙質には神経へとつながる細い管(象牙細管)が無数にあるため、外部の刺激が神経に直接伝わり、痛みとして感じてしまいます。知覚過敏の場合、当院では露出した象牙質をコーティングするお薬の塗布や、正しいブラッシング方法の指導、あるいは食いしばりから歯を守るためのマウスピース(ナイトガード)の作製などを行い、症状を改善していきます。
歯磨きの時に歯ぐきから血が出る、歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨしている、といった症状は、「歯肉炎」や「歯周病」の典型的なサインです。歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)にプラーク(歯垢)が溜まり、そこに潜む歯周病菌が毒素を出すことで歯ぐきに炎症を引き起こします。歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれ、初期段階では痛みがほとんどありません。気づかないうちに進行し、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。当院では、歯周病検査によって進行度を正確に把握し、専用の器具を用いたクリーニング(スケーリング)で原因となるプラークや歯石を徹底的に除去します。早期発見・早期治療が、歯周病から歯を守る唯一の手段です。
転倒やスポーツによる外傷、硬いものを噛んだ衝撃、あるいは無意識の強い食いしばりによって、歯が欠けたり折れたり(破折)することがあります。特に神経を取って枯れ木のように脆くなった歯や、治療済みの歯に過度な力が加わると、根元から真っ二つに割れてしまう(歯根破折)ケースもあります。欠けた部分を放置すると、見た目が悪いだけでなく、そこからむし歯菌が侵入したり、舌や粘膜を傷つけたりする原因になります。当院では、欠けた範囲が小さければ白いプラスチック(レジン)で修復し、範囲が大きい場合は被せ物(クラウン)による治療を行います。神経が露出している場合は、迅速に適切な処置を行い、痛みを鎮めます。
過去に治療した詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)が突然ポロッと取れてしまうことがあります。キャラメルやガムなどの粘着性のある食べ物を噛んだ時によく起こりますが、根本的な原因は別にあることがほとんどです。多くの場合、詰め物と歯の接着剤が経年劣化で溶け出し、その隙間からむし歯菌が侵入して再びむし歯(二次カリエス)になっているために取れてしまいます。取れたまま放置すると、むし歯が急激に進行するだけでなく、周囲の歯が動いて噛み合わせが狂い、いざ治療しようとした時に元の形に戻せなくなることがあります。取れた詰め物はお手元にあればご持参ください。そのまま戻せる状態であれば再接着を行いますが、むし歯になっている場合は、虫歯部分を取り除いた上で、新しい詰め物や被せ物を精密に作り直します。
指や舌で触ると歯がグラグラと動く(動揺する)場合、最も疑われるのは「重度の歯周病」です。歯周病が進行し、歯を根元から支えている顎の骨(歯槽骨)が半分以上溶けてしまうと、歯を支えきれなくなりグラグラしてきます。この状態になると、硬いものが噛めなくなり、最終的には自然に抜け落ちてしまいます。また、噛み合わせのバランスが悪く、特定の歯に過度な負担がかかっている(咬合性外傷)場合にもグラグラすることがあります。当院では、歯周病の徹底的な治療(歯石除去など)に加え、必要に応じて隣の健康な歯と接着して固定する処置や、噛み合わせの調整を行います。残念ながら保存が不可能な場合は、患者様とご相談の上、抜歯を含めた今後の治療計画(ブリッジ、入れ歯、インプラントなど)をご提案いたします。
一番奥に生えてくる親知らずは、歯ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすい環境にあります。そのため、親知らず周辺の歯ぐきが炎症を起こす「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」に非常になりやすいのが特徴です。炎症が強くなると、歯ぐきがパンパンに腫れてズキズキ痛み、口が開けづらくなったり(開口障害)、唾液を飲み込むのも辛くなることがあります。また、親知らずが横や斜めに向いて生えていると、手前の健康な歯を強く押して歯並びを乱したり、手前の歯との隙間に深刻なむし歯を作ってしまう原因にもなります。当院では、まずは抗生物質や痛み止めで炎症をしっかりと抑えます。その後、レントゲンやCTで親知らずの根の形や神経との位置関係を正確に診断し、抜歯が必要と判断した場合は、安全に配慮しながら抜歯処置を行います。
「自分の息のにおいが気になる」「家族から口臭を指摘された」と悩まれている方は少なくありません。口臭の原因は様々ですが、その8割以上はお口の中に原因がある(生理的口臭・病的口臭)と言われています。最も多い原因は「歯周病」です。歯周ポケットに潜む歯周病菌が、食べカスや剥がれ落ちた粘膜のタンパク質を分解する際に、強烈な悪臭を放つガス(硫化水素など)を発生させます。また、舌の表面にこびりついた白い苔のような汚れ(舌苔)や、進行したむし歯、唾液の減少(ドライマウス)なども口臭の原因となります。当院では、まずは精密検査によって口臭の根本的な原因を突き止めます。歯周病治療や徹底したクリーニング(PMTC)、正しいブラッシングや舌磨きの指導を行うことで、お口の中の細菌を減らし、口臭を根本から改善していきます。
TOP